「備えることは、生きている“いま”を大切にすること」

仏教が大切にしてきた「いま・ここ」を生きること、
人との「縁」を感じ、支えあうこと。

それらは本来、防災ととても近い考え方です。
「ソナエルprojectとは何か」

防災と仏教のこころを結びつけた取り組みです。

備える人と支えられる人を分けない、
静かな「支えあい」の循環があります。
「防災は、ひとりでは続かない」

仏教が大切にしてきたのは、
人は縁の中で生きているという考え方です。

防災もまた、縁の中で育っていくものです。

非常食を“供える”という新しい選択肢 ― ソナエルセット

ソナエルprojectでは、
仏事のお供えに 非常食という選択肢 を提案しています。


非常食を供え、仏さまのお下がりとして家に持ち帰り、
いざという時の備えとして保管し、仏さまに守られながら過ごす。
そして、期限が近づいたら食べて命を長らえ、
必要に応じて功徳のお裾分けは、誰かへと巡っていく。


それは、
無理なく続くローリングストックであり、
同時に、想いを次へとつなぐ「回向(えこう)」のかたちでもあります。


ソナエルセットは、
自分の家族を守る備えと
誰かを思う気持ちが、
自然に重なり合うお供えです。

ソナエルセット紹介動画

この取り組みを続けている人

藤田清隆(ふじた せいりゅう)


福島県出身 曹洞宗 僧侶。




東日本大震災を経験し、
「備えがあること」と「人とつながっていること」が、
いのちを守るうえでどれほど大きな支えになるかを実感しました。


その経験から、
防災を特別なものにせず、
日常の中で静かに続けていく方法として、
ソナエルprojectに取り組んでいます。


ともに考え、ともに備える。
そんな関わり方を大切にしながら、
長野県を拠点に活動を続けています。